研究紀要第41号 学習指導の個別化 個を認める研究 - 010/044page

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2〜3年間という長期にわたって,意図的・計画的に“個を認めるはたらきかけ”がなされた場合,より大きな効果が期待できるものと考える。
 ただ,その場合に,@児童一人一人の個性をいかに正確に把握するかという前提の問題,A児童一人一人の個性に適したはたらきかけは,どのような場で,どのようになされるべきかという方法上の問題が残されてくるだろう。これらの問題についての研究が,今後の大きな課題である。

◇算数

(1) 事前,事後のアンケート(資料3)の結果の比較(児童数39名)

@ 算数の勉強は,他の勉強と比(くら)べて好(す)きですか。

イ,とても好きです
ロ,どちらかというと好きです
ハ,どちらかというときらいです
二,とてもきらいです

\後
前\
1
 1
 
 
5
17
17
4
 
23
 7
7
2
 
9
 
 
 1
1
2
25
25
7
1
39

 上表からつくった2×2分割表は次のとおり。
\後
前\
1
0
1
24
4
28
0
7
4
11
31
8
39

 前後の変化の検定の結果は,危険率5%で変化は認められない。

A 算数の勉強をするのは楽しいですか。

イ,とても楽しい
ロ,どちらかというと楽しい
ハ,どちらかというと楽しくない
ニ,とても楽しくない

\後
前\
3
2
 
 
5
6
10
5
 
21
 
7
4
 
11
 
1
 
1
2
9
20
9
1
39

 上の表からつくった2×2分割表は次のとおり。
\後
前\
1
0
1
21
5
26
0
8
5
13
29
10
39

 前後の変化の検定の結果は,危険率5%で変化は認められない。

B 算数の勉強はやさしいですか。

イ,とてもやさしい
ロ,どちらかというとやさしい
ハ,どちらかというとむずかしい
ニ,とてもむずかしい

\後
前\
3
1
1
 
5
 
22
3
 
25
 
7
  
 
7
 
1
 
1
2
3
31
4
1
39

 上の表からつくった2×2分割表は次のとおり。
\後
前\
1
0
1
26
4
30
0
8
1
9
34
5
39

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