研究紀要第45号 「学校経営改善に関する研究 第1年次」 -030/063page

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 10( )業間活動の時間
 11( )給食の時間
 12( )休み時間に友だちと遊びやおしゃべりをしているとき
 13( )朝会の時間
 14( )奉仕活動の時間
 15( )創意活動の時間
<集計>           300%

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11 12 13 14 15 16

7

5

8

66

4

61

7

5

5

8

13 65 1 4 9 32
N=100 300%

問(6)あなたは授業中どんなときによろこびを感じますか。次の1〜15の中から三つ選んで,( )の中に○をつけてください。
 1( )先生の説明がよくわかったとき
 2( )指名されてじょうずに答えられたとき
 3( )自分から進んで発表できたとき
 4( )むずかしい問題がとけたとき
 5( )先生からほめられたとき
 6( )できないことができるようになったとき
 7( )みんなで助けあって学習したとき
 8( )作品ができあがったとき
 9( )OHPなどを使って学習したとき
 10( )実験や実習などをとおして学習したとき
 11( )自分の考えや意見が,みんなに認められたとき
 12( )予習してきたことが,授業で役立ったとき
 13( )困っているとき,先生から親切に教えてもらったとき
 14( )ハッとするような資料で教えられたとき
 15( )自分の進歩がわかったとき
<集計>     300%

1

2

3

4

5

6

7

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15

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48

19

54

11

22

5

25

16

22

7

2

12

N=100 300%


<考察>
 問(1)の調査結果から,1 2に半数以上,4 8に半数近く集中している。3 7の回答が10%程度であることは,評価機能に対する考え方があまりにも甘いのではなかろうか。
 問(2)の調査結果から,次のことがいえる。自ら考え判断できる児童・生徒の育成にとって,自主的な学習態度を培うことは大切なことである。回答からは,それぞれの方法をこらして授業を進めている様子がうかがうことができるが,2 3以外は具体的な方策が明確でないと考えられる。さらに問(1)で,授業の質的改善を図る上で,個別学習について配慮していると回答した人の中にも,具体的な方策となると無回答が多く,また,回答したとしても「机間巡視にたよる」など,全体的に意識の低さが目立っている。しかし,熱意をもって指導に当たっていると考えられる方々の回答は,それぞれユニークな方法を示してくれた。
 次に日々の学校生活の中で,児童はどう受けとめているか,その反応について検討してみる。
 問(4)の調査結果,予想どおり2にもっとも多い回答を示した。学校生活に対して楽しいという感情をもっている児童が60%を占めていることは好ましい傾向といえる。ただし,約35%を占めるどちらともいえないとした児童を含め不適応状態にある児童への対処のしかたを十分配慮する必要がある。
 次に問(5)についてみると,予想に反して,好きな教科の時間に集中している。このことから,学校生活の大部分を占める学習活動に興味をもたせる工夫,授業に楽しく参加させる工夫,一人一人を生かす工夫等の創意工夫を生かした指導法の改善が一層望まれる。

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