研究紀要第45号 「学校経営改善に関する研究 第1年次」 -045/063page
〈別表5〉
(7)本年度教育課程編成の反省 その1
「良かった点」
反省として編成活動以前に関すること
・学校経営全般についてもよく話し合った 1校
→
・前年度教育課程の評価(2学期までの学校経営の反省含)や編成にかかる反省を計画に生かした 6校
・教育課程の基準の改善のねらい,編成に当たっての基本的事項などの原則がよく理解できた 5校
・校長より編成の基本方針が早く示された 1校
→
←
・学習指導要領についての事前研究が深まった 2校
→
↓↑
・記録の累積や調査など実態把握が良かった 2校
↓
組 織 的 編 成
・教育課程編成特別委員会や小委員会をつくったのは良かった 6校 → ・組織を確立して進めたのが良かった 4校 ← ・担当者や会の任務を明確にしたのが良かった 3校 ・職員会・職員協議会等と小委員会の話し合いをよく関連づけたのが良かった 3校 → ↓
計 画 的 編 成
・編成日程や編成手順を細分化したのが良かった 3校 ↓↑
・早めに計画を立てて進めたのが良かった 4校 → ・編成日程に基づいて計画的に進めた 9校 ← ・日程全体に余裕があり,ゆとりをもって進めることができた 5校 ↓
・話し合いの時間が十分とれ深まった 2校 ↓
反省として編成活動の結果
・共通理解を深め円滑に進めることができた 5校 → ←
・自分たちで編成したという責任感・充実感が職員にうまれた(自分たちの教育課程であるという意識が芽生えた) 7校 ← →
・全職員で教育課程を編成するという意識の高揚がみられた 4校 ↓ ↓ ・指導内容の重点化(基礎・基本の精選) 2校 ・教育目標・重点事項を計画に生かした 1校 ↓
教 育 課 程 の 実 施
(7)本年度教育課程編成の反省 その2
「改善すべき点」
組 織
組織のメンバー構成の検討(各委員会のメンバーの重複等)
組織の機能的活動の検討 4校→ 全職員で編成するための組織の確立(小委員会制等の組織化) 5校 ← 組織(委員会や個人)の任務や分担の明確化 3校 ↑
各委員会の指導者のリーダーシップ 1校
計 画
計画の再吟味(編成手順・日程と編成の実際のずれ) 5校 ↓
年度末事務処理等との重複(繁忙期における編成からの脱皮) 6校 → 余裕(ゆとり)のある編成日程 9校 ← 本年度の編成計画全体を早める 6校
方法 教育課程の質的吟味
教育課程の評価,教育目標の達成度の評価,の実施 2校 ― 実施の反省の明確化(編成活動.教育課程の実施,編成の基本的事項.教育課題,重点・努力事項) 5校 ― 編成方法の具体化・明確化 2校 l
指導計画の吟味・検討の累積(地域カリキュラムの自校化等) 5校
方法 編成活動の方法改善
学校経営全般特に運営組織の同時検討 2校 ― 各委員会・全体会の回数及び各会議時間の増加 4校 ― 共通理解を図るための具体策 3校 l
年間を通じて編成組織・編成計画の改善を図る 2校