研究紀要第49号 「登校拒否タイプ別治療方法の研究」 -010/038page

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表5 地区別学校種別出現率
 

小学校

中学校

(%)

(%)

(%)

(%)

(%)

(%)

(%)

特A

0

0.06

0.03

0.15

0.28

0.21

0.10

0.09

0.07

0.08

0.29

0.33

0.31

0.15

0.11

0.04

0.08

0.21

0.16

0.17

0.11

0

0

0

0

0

0

0


 出現率の高い順序にならべるとA,B,持A,C地区になる。
 次に,各地区ごとに特徴をさぐってみると,
・特A… 1 男より女の出現率が高い。
     2 小・中学校における出現率の差が著しい。
     3 中学校が小学校より出現率が高い。
・ A… 中学校女の出現率が最も高い。
・ B… 中学校が小学校の出現率の2倍。
・ C… 出現していない。

 各地区の出現率をもとにわかりやすくグラフに表したのが下図である。
図9 地区別出現率
図9 地区別出現率

 参考までに,福島県教育委員会発行の学校統計要覧により,昭和55年度の各教育事務所単位の長欠児童生徒中「学校嫌い」者の出現率を求めると右上図になる。
図10 各教育事務所単位の出現率
図10 各教育事務所単位の出現率

 県北教育事務所管内の出現率をみると,小学校0.02%,中学校0.13%で,本調査の出現率のほうが高くなっている。これは福島県教育委員会の調査基準が年間通算50日以上休んだものとしているのに,本調査は年間通算30日以上としたためと考えられる。

<p> 4 全日制高校における大学科別の出現率
 本調査では全日制高校を対象とし,普通科と職業学科に分けて整理した。
図11大学科別出現率
図11大学科別出現率

 普通科の出現率0.14%,職業学科0.18%で,ほとんど差は認められない。
 職業学科の女には出現していない。
 普通科ではわずかに女の出現率が高いが,男女のひらきはあまり認められない。

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