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○ |
編成組織が確立されたとしても,全員が同一歩調で編成活動に参画できるような,きめ細かな組織づくりがなされていない。 |
(2) 教育課程の実施
教育課程経営における実施過程について,組織化・計画化・調整化の三つの観点から見直していく場合,いくつかの問題点が考えられようが,特に実施過程においては,次の具体的な内容にスポットを当て,集計結果をもとに考察を加えることにより問題点を明らかにしていく必要があろう。
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○ |
具体的な作業や実施に結びつく,計画的・組織的な活動となっているであろうか。 |
このことについて,次の五つの設問及び集計結果から考察し,問題点を明らかにしていきたい。
ア 年間指導計画作成の実態――――――問(1)
イ 年間指導計画の作成状況――――――問(2)
ウ 未整備の教科・領域名 ―――――――問(3)
エ 週案の活用状況――――――――――問(4)
オ 年間指導計画改善への活用の実際――問(5)
問(1)
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各教科・領域の年間指導計画の作成をどのように進めましたか。一つ選んで下さい。 |
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ア 広地域カリキュラムをそのまま利用した。
イ 広地域カリキュラムの自校化を図った。
ウ 学習指導要領及び教科書をもとに独自に作成した。
エ その他 |
〈集計〉
項目 |
ア |
イ |
ウ |
エ |
小学校 |
20 |
65 |
13 |
2 |
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N=53
100% |
問(2)
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年間指導計画は下の項目のどの立場にたって立案されましたか。それに最も近いものを一つ選んで下さい。 |
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ア |
教科書会社の発行する指導計画をそのまま利用している。 |
イ |
広地域カリキュラムをそのまま利用している。 |
ウ |
広地域カリキュラムの自校化を図っている。 |
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※ウと回答した場合は,次の[1]〜[3]の三っつの中から,最も近いと思われるものを一つ選んで下さい。
ウの[1] |
時数の修正程度にとどまっている。 |
ウの[2] |
単元・題材等のくみかえと時数の修正程度にとどまっている。 |
ウの[3]
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ねらい・活動内容まで検討を加えている。 |
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エ |
学習指導要領・教科書及びその他の参考書をもとに,独自の指導計画を作成している。 |
〈集計〉
項目 |
ア |
イ |
ウの[1] |
ウの[2] |
ウの[3] |
エ |
中学校 |
4 |
6 |
11 |
58 |
15 |
6 |
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※教科・領域を平均したもの
N=36 100% |
問(3)
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年間指導計画の作成状況はどうですか。一つ選んで下さい。(設問のアの回答を除く) |
ア 教科・領域全部について整備されている。
イ 半分程度整備されている。
ウ 一部が整備されている。
エ ほとんど整備されていない。
〈集計〉
項目 |
ア |
イ |
ウ |
エ |
小学校 |
41 |
13 |
44 |
2 |
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N=46
100% |
問(4)未整備の教科・領域名を記入して下さい。
〈集計〉 校数
項目 |
国語 |
社会 |
算数 |
理科 |
音楽 |
図工 |
体育 |
家庭 |
道徳 |
特活 |
小学校 |
13 |
15 |
14 |
15 |
18 |
19 |
17 |
17 |
12 |
18 |
問(4)
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週指導計画(週案)の記載と活用の実際について,あなたの学校の先生方の一般的な傾向と思われるものを,次の中から一つ選んで下さい。 |
ア 指導の実際に生かされている。
イ 目標の把握に生かされている。
ウ 時数の管理に生かされている。
エ 進度の調整に役立っている。
オ 提出するためのものとなり,記載する程度にとどまっている。
カ ほとんど記載されていない。