研究紀要第50号 「学校経営改善に関する研究 第2年次」 -042/071page

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エ 特に計画はないが,そのつど必要に応じて行う。
オ その他

〈集計〉
項目
小学校 36 2 28 22 2
中学校 42 8 39 11 0


N=53
N=36
 100%

問(2) 教育課程の評価の実際について,一つ選んで下さい。


学期ごとに評価を行い,改善に役立っている。
学期ごとに行うが,どちらかというとそのままである。
週案による進度の管理にとどまっている。
週案による時数の管理にとどまっている。
評価など行ったことはない。
その他

〈集計〉 (教員対象)
項目
中学校 36 27 24 11 0 2
N=100
 100%

問(3) 教育課程の評価を行うときの問題点について,次の各問に答えて下さい。

[1] 教育課程の評価をするとき,問題になることはありますか。一つ選んで下さい。
 ア 問題となることがある。
 イ どちらともいえない。
 ウ 問題となることはない。

〈集計〉
項目
小学校 77 15 8
中学校 69 25 6


N=53
N=36
 100%

[2] 回答した理由はどんなことからですか。実情について・ 印を付して箇条書きにして下さい。

〈集計〉中学校のみ[1]でアと回答した25校だけの理由
        N=53(複数回答)
順位 回答した理由 校数
1 客観的な評価票の研究がたりない。 19
2 教職員の意識が低い。 11
3 評価方法の創意工夫がたりない。 11
4 評価結果の生かし方がたりない。 4
5 実施の時期がむずかしい。 3
6 時間がたりない。 2
7 その他 3

[3] 今後どのように対処していきたいと考えていますか。・ 印を付して箇条書きにして下さい。

〈集計〉 小・中学校(複数回答)
順位 回答した対処策 小学校
N=103
中学校
N=80
合計
N=183
1 評価票の研究を深める。 32 15 47
2 共通理解による意識の高揚を図る。 19 21 40
3 評価の方法を工夫する。 21 13 35
4 組織を確立し,活用を図る。 13 11 24
5 評価計画を具体的に立てる。 13 10 23
6 その他 5 10 15

〈考察〉

問(1)での調査では,ア「評価計画」に回答した学校が,小36%・中42%もある反面,ウ「校長,教頭,教務等の指示」も小28%・中39%ある。また,エ「そのつど」にも,小22%・中11%回答されていることに留意したい。効果的な評価活動を推進するためには,手順・方法までも含めた具体的な評価計画は不可欠なはずであるが,編成過程での編成計画に比べて,落ち込みがみられる。なお,このことは,問(2)の評価の実際の調査にも表れており,計画的に実施し改善に役立てるアは36%の回答にとどまっていることや,問(3)の[2][3]の設問に対する具体的回答例に,評価方法や評価計画について多くあげられていることなどからも,推察できるのではなかろうか。

問(3)の設問では,教育課程評価実践上の問題点及び,その対処策について調査したが,ここでも,前述のように評価活動の推進に直接かかわる評価


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