研究紀要第51号 「学習指導の個別化 個に応ずる研究」 -042/080page
るとすれば,せいぜい15分程度である。下位の生徒にとっては,もう少し時間が欲しいという声も聞かれた。そのためにも[2]で述べたようなことが必要になってくるであろう。
○ コース別学習課題の解答の示し方,発表のさせ方に難点が見られた。効果的なものにするためにも,OHPやカードの活用がより必要になろう。 以上,今回の研究は,いくつかの課題を残しながらも,数多くの成果をあげることができた。これらの手だてが少しでも役に立てばと願うものである。
参考文献 (数学科編)
1 中学校指導書 数学編 文部省 (大日本図書) 2 授業改革事典 東 洋・中島章夫・梶田叡一 (第一法規) 3 S−P表の作成と解釈 佐藤隆博 (明治図書) 4 個に応ずる算数指導 古藤 怜・能田伸彦 (明治図書) 5 個人差に応ずる教育 東京学芸大学教育研究所 ―第二年報― (学芸図書株式会社) 6 ひとりひとりを生かすための算数教育情報 日本学習能力開発研究会 (学習研究社) 7 到達度評価の研究 ―その方法と技術― 橋本重治 (図書文化) 8 授業における診断的評価に関する研究
―イメージ・テストによる授業システムの評価―(神戸市立教育研究所研究報告第180号) 9 教師のための「統計入門」
―電卓の使い方から検定まで―(福島県教育センター) 10 授業研究と評価「2−1−2方式の授業研究」 (福島県教育センター紀要第39号) 11 学習指導の個別化「個を認める研究」 (福島県教育センター紀要第41号) 12 学習指導の個別化「個を生かす研究」 (福島県教育センター紀要第47号) 13 「数学I」・「英語I」における目標分析と形成的評価問題に関する研究
―習熟度別学習を進めるために―(福島県教育センター紀要第48号)