研究紀要第52号 「教育課程の実施に関する研究」 -016/090page
(New Prince English Course 3,Lesson 11) 1.内容についてのTrue or False comprehension checkをする。
〈例〉
(1) Picasso was the“Youngest”painterand his name is known all over the world. (2) Young painters are often afraid of trying new ideas. (3) Picasso was never satisfied with old ideas. (4) Picasso was always interested in painting new pictures. (5) Picasso stopped painting at the age of ninety. (6) Older painters like to repeat their successes. 2.本文の内容をとらえながら,黙読する。
3.内容について英問英答をする。答えはノートに書く。
〈例〉
(1) Is Picasso known all over the world? (2) Why was Picasso the “Youngest”painter? (3) Do young painters welcome new ideas? (4) Was Picasso working at the age of ninety? (5) What are old painters often afraid of? 4.本文を中心に,内容で一番印象深いところと,それに自分の感想を加えたりして,自分なりに英語で表現する。
5.グループの中で,自分の感想を発表し合ったり,見せ合ったりして,友達の作品と対比してみる。
6・数名の生徒に,TPシートに書かせ,OHPで発表させる。教師は助言し,賞賛してやる。
VII.おわりに
言葉の実際の運用につながるような言語活動の重視は,学習指導要領に強調され,最も質的改善がなされたことである。
とかく,現在までは,言語材料の指導のための学習活動が多く行われてきており,これが反省されている。これからは,言語材料を基盤として,生きた言葉としての言語活動が広く行われることが大切である。すなわち,これが一人一人に,理解と表現する喜びを与え,言語に対する主体的取り組みの姿勢を育成することになる。
そのような意味で,言語活動中心の授業を行うために,「聞くこと・話すこと」,「読むこと」及び「書くこと」の3領域における言語活動10項目について指導上配慮すべきことを述べるとともに,現在,本県の中学校において使用されている教科書,「New Horizon」と「New Prince」より言語材料を見い出し,その展開の一例をあげてみた。こうした方法が,地域社会の実態,学校の実態,生徒の実態に応じて,一層研究され,具体的なものとして,生かしていただければ幸いである。
参考文献
・中学校指導書(外国語編)
・中学校学習指導要領の展開(外国語英語編)
・高等学校学習指導要領解説(外国語英語編)
・言語活動の考え方・進め方(納谷友一 大修館)
・言語活動を育てる英語事例(伊東正雄 開隆堂)
・現代英語教育(研究社)
・英語科における言語活動の理論と実践(堀口俊一 桐原書店)
・New Horizon English Course(東京書籍)
・New Prince English Course(開隆堂)