研究紀要第52号 「教育課程の実施に関する研究」 -041/090page

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5) 買物について

表17:買物をする・しないの程度
表17:買物をする・しないの程度
約90%の児童が買物をしていると回答してる。性差では,「する」が男子で92%,女子で88.6%と大差はない。
学年発達では,低学年の方が「する」が多くなっている。

表18:買物をする・しないの理由
表18:買物をする・しないの理由
買物をする理由としては,全体では「家族がよろこぶ」が29%,次いで「いいつけられる」が28%で多かった。

性差では,「家族がしてしまう」,「したくない」の理由が男子にやゝ多くみられたが,他の理由では顕著な差はみられない。

学年別では,女子の場合,低学年では,「家族がよろこぶ」「自分のためになる」からする。高学年では「いいつけられる」からすると,その理由に特徴がみられた。

男子の場合は,学年に関係なく,「家族がよろこぶ」31%,「いいつけられる」27%に集中している。

6) 家庭の仕事をどの程度するのがよいと思うか。

表19:これからしようとする仕事の程度
表19:これからしようとする仕事の程度
家庭の仕事の分担については,「今よりもっとするとよい」に「今の程度でよい」を加えると約97%になった。

学年別では,「今よりもっとするとよい」が2年に高く,女子で66%,男子50%となっている。

性別では,女子が各学年ともに男子より「今よりもっとする」の割合が高く約51%で,分担の意欲がみられるが,男子では,約39%と消極的である。男子では現状肯定が約55%である。

分担している具体的なその他の仕事として,動物の世話,店の手伝い(配達),車みがき,ごみ捨て,庭や玄関,洗面所の掃除などをしていることがわかった。


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