研究紀要第54号 「教育課程の実施に関する研究」 -013/071page
事例研究(3) 3年〜4年 個人 3時間
好 き な 動 物
◇ 活動内容
おる・ねばす◇ 学習の条件
○割りばしでいろいろな動物の形をつくろう。
○毛糸を巻いたり,色をつけたりして一層楽しくしよう。◇ 学習の過程
1 割りばしで動物や人をつくるにはどうしたらよいか話し合う。
・どうしたらつくれるかなど。
2 割りばしをおる。
・短かくおるときは,ペンチではさんでおいておる。
3 おった割りばし2本を平行につける。
4 おった割りばし2本を直角につける。
・どうしたらつけやすいか工夫する。
5 自分の好きな動物をつくる。
・接着剤が乾くまでは,輸ゴムや洗濯ばさみで留めるなどの工夫をする。
6 飾る。
・できた形の1つに毛糸を巻いたり,色を塗ったりして一層楽しいものにする。
7 鑑賞する。◇ 留意点
割りばしをおるのが困難な場合は,ペンチではさんでおいておるなどの工夫をさせる。また,直角にねばすことについてはよくできるようよく練習をさせたい。◇ 題材設定理由
○廃材でも工夫しだいで,新しい美しい形に生まれかわることを体験させ,物の価値に気づかせることができる。
◇ 材料・用具
割りばし(1人10本)・毛糸・輸ゴム
ポスターカラー・洗濯ばさみ・接着剤◇ 学習のねらい
(心情) ・割りばしから豊かに発想し,新しい形が生まれることの喜びを味わうことができる。
(造形) ・おった割りばしの組み合わせを通し,安定感があり,バランスよく組み合せることができる。
(技能) ・材料の生かし方や組み立てるような技術を身につけたり,毛糸をまいたり,着色したり,工夫することができる。
◇ 作例 きりん、うま、いぬ