研究紀要第54号 「教育課程の実施に関する研究」 -013/071page

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事例研究(3)
好 き な 動 物
  3年〜4年 個人 3時間


活動内容
 おる・ねばす

学習の条件
○割りばしでいろいろな動物の形をつくろう。
○毛糸を巻いたり,色をつけたりして一層楽しくしよう。

学習の過程
1 割りばしで動物や人をつくるにはどうしたらよいか話し合う。
 ・どうしたらつくれるかなど。
2 割りばしをおる。
 ・短かくおるときは,ペンチではさんでおいておる。
3 おった割りばし2本を平行につける。
4 おった割りばし2本を直角につける。
 ・どうしたらつけやすいか工夫する。
5 自分の好きな動物をつくる。
 ・接着剤が乾くまでは,輸ゴムや洗濯ばさみで留めるなどの工夫をする。
6 飾る。
 ・できた形の1つに毛糸を巻いたり,色を塗ったりして一層楽しいものにする。
7 鑑賞する。

留意点
 割りばしをおるのが困難な場合は,ペンチではさんでおいておるなどの工夫をさせる。また,直角にねばすことについてはよくできるようよく練習をさせたい。

題材設定理由

○廃材でも工夫しだいで,新しい美しい形に生まれかわることを体験させ,物の価値に気づかせることができる。

材料・用具
 割りばし(1人10本)・毛糸・輸ゴム
 ポスターカラー・洗濯ばさみ・接着剤

学習のねらい
(心情) ・割りばしから豊かに発想し,新しい形が生まれることの喜びを味わうことができる。
(造形) ・おった割りばしの組み合わせを通し,安定感があり,バランスよく組み合せることができる。
(技能) ・材料の生かし方や組み立てるような技術を身につけたり,毛糸をまいたり,着色したり,工夫することができる。


作例  きりん、うま、いぬ

17−1 −割りばしのままでも美しい−
17−1 きりん、うま、いぬ

17−2 −毛糸を巻いたり,
 色をつけたりして一層楽しくなった−
17−2 きりん、うま、いぬ


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