研究紀要第54号 「教育課程の実施に関する研究」 -051/071page
次の図は,予備実験により,IC の能力の限界を確かめて作成したところの,IC への命令機構を示す。
回路は D10,11 に示すが筆者のオリジナルは上のチャートに示した部分の回路である。
事例2
LASER による運動実験測定装置データを記録装置 (事例1) に入力する場合の各種センサーは,品質のバラツキが多く,それを取り除くには,単純なもの程,精度を上げることができる。すなわち,ゲートに命令する場合フォトダィオード1個で構成すれば,好結果が得られる。しかもアクセスタイムが 50nscc と短いのも利点である。
図のように鏡を平行に対向させ一端から LASER 光を発射し,他端にフォトダイオートをセットする。鏡の間の空間を物体が通過すれば LASER 光をさえぎる度に,その間の時間を記録することになる。この装置を用いた実験では,高度なデータ収集ができるため,精度を4桁まで上げ得る。したがって空気の抵抗による加速度の減少まで測定してしまうことになる。