研究紀要第55号 「学校経営改善に関する研究 第3年次」 -041/089page
される。3段階,5段階が考えられるが,その例をあげておく。
評定尺度の例 (5段階の場合)
5・・・「非常によい」,「満足」,「非常に望ましい」の状態
4・・・「ややよい」,「ほぼ満足」,「やや望ましい」の状態
3・・・「普通」,「どちらともいえない」の状態
2・・・「やや悪い」,「不満足」,「あまり望ましくない」の状態
1・・・「きわめて悪い」,「望ましくない」,「きわめて不満足」の状態
工 自由記述の記入について
各評価対象の小項目ごとに「自由記述」の欄を設けているので,小項目における評価対象に関する問題点・改善点などを簡潔に記入するようにし,個人の具体的な考えがあらわれるようにしたい。
4.評価結果の集計・処理
評価結果の集計・処理の手順,方法については次のとおりである。ア 評価結果の集計・処理は−C表−「教育課程評価集計票(年度末用)」によって行う。
○評価要素ごとに各段階別の人数を集計し,下の表のように評定分布欄に記入する。
○評価要素ごとの平均点を算出する。
※平均点算出例
(教員数10人で評価を行った場合)
N=10
評定結果 評定尺度 1 2 3 4 5 人 数 0 1 4 3 2
評価要素「教育目標の認識」の評定は次のようにして求める。
○各評価要素ごとの評定より評価対象の平均点を算出する。
※平均点算出の例 (評価対象の小項目) 教育目標の設定を例として表7を参照されたい。
「教育目標の認識」から「教育目標設定計画の改善」までの六つの評価要素ごとの評定の合計÷6とする。
教育目標設定の平均点は3.4となる。
○プロフィール作成に当たってはまず,全評価対象の平均点を算出する。
※評価対象は「教育目標の認識」から「教育課程評価」までの17の小項目からなっている。
※平均点算出の例
評価対象別の平均点の合計 ÷ 17