研究紀要第55号 「学校経営改善に関する研究 第3年次」 -043/089page
9のようにまとめられる。
この「評価対象P-D-S集計表」及びプロフィールより、自校の評価対象と教育課程経営過程における問題点を巨視的に把握する。前に掲げた事例から考察すると,道徳の授業の実際及び教育課程経営過程のSの段階が問題点として指摘できる。
6.−D票−「教育課程経営改善考察資料」
(年度末用)の作成
この教育課程経営改善考察資料は,集計された評価結果をまとめて,職員会議など,全職員参加による協議資料とするものであり,問題点,改善点を見い出すための参考資料として活用する。ア 「評価対象の平均点」欄の記入
−A表−「教育課程評価集計表」(学年末用)から,評価対象小項目ごとの平均点を転記する。イ プロフィールの作成
アと同様にして行う。ウ 「集計結果による改善点」欄の記入
○プロフィールから自校の総平均と比較し,抜け出ている評価対象,または陥没している評価対象を見つけ出す。
○プロフィールと自由記述の両者をあわせて検討し,「継続すべき点」と「改善すべき点」に分け,小項目ごとにまとめて記入し,参考資料とする。工 「職員会議などでの修正・付加」欄の記入これまで述べてきた作業によって作成された参考資料を用い,企画・運営委員会・全体協議会などによって教育課程経営上の問題点について十分討議する。その際,改善策について,職員の意見を引き出し調整しながら,必要事項をまとめて記入する。
(2) −B票− 教育課程評価票による評価(学期末用)
1.教育課程評価実施上の留意点
学年末評価票の項で詳しく説明しているので省略する。2.教育課程評価票(学期末用)の記入の仕方
ア 氏名について
学年末評価と同様とする。