研究紀要第55号 「学校経営改善に関する研究 第3年次」 -066/089page
国語の評価
1.評価のねらい
(1) 言語の教育を通して,確かな理解力や表現力が育っているかを評価する。
(2) 自ら課題に取り組み,既習の経験や言語の知識及び技能を活用していく過程で,児童が主体的に学習に取り組む態度が育っているかを評価する。
2.評価の観点
(1) 指導計画について
1. 学校の教育目標及び児童の実態との関連を考慮した指導計画である。
2. 児童の主体的な言語活動が行われるように,指導内容の重点化が図られている。
3. 児童の興味や必要に応じて題材を選び,適切な言語活動を組織して,指導事項の達成を図るよう配慮されている。
4. 作文の基礎的・基本的事項を意図的,計画的に指導するよう配慮されている。
(2) 指導方法について
1. 児童が主体的に活動できるよう,授業が進められている。
2. 教師の指導助言が,適切,明確に行われている。
3. 活動過程において,個人差に応じた指導,承認,賞賛の機会が配慮されている。
3.授業評価表
段階 評価の観点 考 察 導 入
○学習に対する興味や関心を喚起させられたか。 ○自主的,計画的な学習の仕方を学ぶための方向を見い出せたか。
展 開
○資料,発問,助言,指示は適切であったか。 ○教材について,正しい読み取りをさせることができたか。
○目標を達成するため,具体的な行動作業を展開させられたか。
ま と
め
○言語で理解することの楽しさや,表現することの喜びを味わわせたか。 ○創造的活動によって,豊かで確かな国語能力を身につけさせたか。
全体 ○本時の目標を達成させることができたか。