研究紀要第59号 「学校経営改善に関する研究 第1年次」 -005/053page
に機能するためには,教育目標の設定から達成までの過程が, P-D-Sの循環過程をふまえて設定されていなければならない。
教育目標の具現の実態を適切に把握し,より具代的な方策を立てて実践するためには,教育目標の循環過程を吟味し検討していく必要がある。
以上のような研究視点をもとに,研究構想を別表のように確立した。 3年間にわたる研究の方向性としては,研究の趣旨でも述べたとおり,学校の教育目標を教育課程にいかに位置づけるか,即ち研究視点3の「構造性」に焦点をあてて研究を進めていく方針である。それは,学校の教育目標具現化の課題は,それぞれの学校における教育課程の編成と展開にこそ具体化されなければならないことを,「教育課程の経宮に関する研究」で明らかにされたことによるものでもある。
3 研究の計画
第1年次(昭和59年度) 第2年次(昭和60年度) 第3年次(昭和61年度) l 研究構想の確認
2 研究の基盤となる理論研究
3 アンケートによる実態調査
(1)学校の教育目標の設定課程
(2)学校の教育目標の実践過程
(3)学校の教育目標の評価過程
4 研究協力校からの資料収集
(1)学校の教育目標の具体化に関する実践資料・ 事例の収集(小学校) 研究紀要発行l 学校の教育目標の意義・性格
2 学校の教育目標と学校経営
3 研究協カ校からの資料収集
(1) 第1年次4の(1)整理(小学校)
(2)第1年次4(1)の収集(中学校)l 教育目標と教育課程の編成
2 教育目標と教育課程の実施
3 教育目標と教育課程の評価
4 研究協カ校からの資料収集
(1)第2年次3(2)整理(中学校)
研究紀要発行