研究紀要第59号 「学校経営改善に関する研究 第1年次」 -023/053page
図―21 ( N=308(小),137(中),91(高) )
(2) (1)で,2(丸囲み),3(丸囲み)と答えた方は,特にどの領域で生かしていますか。
図―17 ( N=289(小),123(中),59(高) )
(3) (1)で,1(丸囲み)と答えた方は,その理由を1つ選んでください。
表―4 ( N=7(小),6(中),38(高) )
項目\校種 小(人) 中(人) 高(人) 計(人) 1(丸囲み) 教育目標について十分理解していない 5 4 7 16 2(丸囲み) 教育目標についての関心がない 0 0 3 3 3(丸囲み) 生かし方の手順や方法がわからない 2 2 25 29 4(丸囲み) 生かす必要を感じない 0 0 0 0 5(丸囲み) その他 0 0 3 3 計 7 6 38 51 <考 察>
教育目標と日々の教育実践……図―21
「生かしている」と回答している教師が,小学校が約54%で最も多く,次が中学校の約40%である。
これに対して高校は2%であり,小学校よりも中学校,中学校よりも高校という順序で教育目標に対する日常活動での達成意識に差がみられることがわかる。
この結果と,「生かしていない」と回答している教師の数を比較すると,小・中・高がちょうど逆になっており,高校の34.5%が,小・中を大きく上回っている。
「少しは生かしている」と回答している教師の小・中・高の割合の差は,「生かしていない」「生かしている」と回答している教師に比較して小さいが,率は高くなっており,このことから,教育目標を日々の教育実践にあまり生かしていないといえそうである。