研究紀要第66号 「中学校理科の学習指導に関する研究」 -051/106page
b 南天・北天の星座を見ながら,星の明るさ・色の違いをまとめさせる。
c 1時間づつ回転させて投影し,星の位置・向き・並び方についてまとめさせる。
d 北天の様子を投影し,カシオペア座,北斗七屋,北極星を見つけさせる。(北極星の見つけ方)
e 北天の星は,どのように動いているのかをまとめさせる。(北極星を中心として,24時間でもとへ)
⇒ ⇒ 図−2 0HP星座板(北天・南天) OHPに投影したカラー写真(南天) ※星座の判別には……
教師側として
露出不足で廃棄された35mmのスライド用フイルムを用いていろいろな星座の形をピンの先で穴をあけ,そのスライドをスクリーンで投影することにより,生徒たちの星座判別に使用できる。(図−3)
図−3 星座判別用古いスライドフィルム3.まとめ
教科書にある北天の星図を,一部工夫して,OHPで投影する星座板に改良すれば,一見無秩序に見える星をいくつかの星の集まりとしてとらえさせることができる。さらに,これを回転して時間と位置の変化や相互の位置関係が変わらないことを考慮させることもできる。