研究紀要第66号 「中学校理科の学習指導に関する研究」 -090/106page

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指導過程

(1) 指導過程
    第1次限    (※1〜4は身近な素材と特に関係の深いもの)

段階 学習活動 時間 指導上の留意点



指導過程 50分 ・ 落葉などが小動物によって細かくされることは,前暗までに学習しているが更に土になるまでは,何による働きかは学習していない。


 そこで小動物が入らなくとも,食べ物などがなくなってしまう理由について考えさせ,菌類,細菌類の存在を予想させたい。
検証 ・ どのような場所の土をとれば,分解する力が強いのか,いろいろな場所の土について考えさせる。
・ 分解する力は,デンプンを糖に変える働きで調べることを説明する。
50分 ・ 条件制御として非常に重要な対照実験について考えさせる。
  焼いて菌類・細菌類
  を殺した土    +デンプンのり
  ( 土  )+ 水
  (土を入れない)デンプンのりだけ

・ デンプンの濃度は,0.2,0.4,0.60.8%と4種類与えて,分解する力のちがいがわかりやすくなるようにする。

第2次限
    (本 時)

段階 学習活動 時間 指導上の留意点
検証 指導過程 25分 ・ 検証実験をほじめる前に,フイルムケ−スの中に,気泡が数多くあることさ〜気づかせ,CO 2 (無機物)に変化してしることへの伏線としたい。
・ ベネジクト液については,直接試験管を熟すると,突沸をおこし溶液が飛こ出す恐れがあるので,安全のために毛沸騰水の中に5分間入れて検出するようにさせる。
・ 実験結果の記録については.色調等てなかなか分けにくいが,大まかに○,△,×の三種類にわけるようにする。

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