研究紀要第66号 「中学校理科の学習指導に関する研究」 -102/106page

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 アンケート結果

 (a)問い「ア」に対する主な解答
・一人で星庭を見るより,みんなで見た方が楽しい。
・一人で観察したらきっと何の星座であるか分からなかったと思うが,みんなと観測してサソリ座・北斗七屋・北極星・カシオペア座などいろいろ先生が説明してくれた。サソリ座の尾はS字形,東の明るい屋が木星・西の明るい星が金星,興味もなかった星座がだんだんおもしろくなってきた。教えてもらうまで疑問に思っていたので,良かった。
・図で見るより実際に見た方がわかりやすいし,おぼえられる。
・星にも明るさがあることがわかった。
・北斗七星やオリオン座などは見たことがあるが・白鳥座,カシオペア座,夏の大三角形が見えてうれしかった。それにさそり座もわかった。
・夏休みの観測はあまり星を見る時間がなく,おもしろくなかった。9月は星がいっぱい見られおもしろかった。
・数ヶ月に1回でなく,1ケ月に1同位観測してみたいと思う。

(b)問い「イ」に対する主な解答
・北斗七星の動きや位置がよくわかった。
・1時間にどの方向に何度動くかよくわかり便利な器具であると思う。
・午後7時と午後8時では北斗七星が少しずれていた。星が本当に動いていることがわかったのでよかった。
・はじめてなので・北斗七屋と厚紙の穴とがぴったり一致せず時間もかかったが,慣れてきたら一つ一つの星がはっきり見えてきた。
・北斗七星の名前は知っていたが,動き方などはよく分からなかったので観測してためになつたと思う。時計の針と反対回りに,北極星を中心に1時間に15度動いていることが分かった。

(c)問い「ウ」に対する主な解答
・夏・秋の星座を観察したので,今度は,冬の星座をみんなといっしょに観察してみたい。
・ハレーすい星を見たい。
・ハレーすい屋の写真をとってみたい。
・星の動きを別な方法で調べてみたい。
・流れ星をみたい。
・星の写真のとり方を知りたい。

5.まとめ

(1)考 察
1) 評価テストの1(丸囲み)の正答率,アンケートのアの結果をみると,星座に対する興味や関心が高まっており・実際に空を見上げて塁を観察した直接経験が大きく影響しているものと思われる。
2) 評価テスト2(丸囲み),3(丸囲み),4(丸囲み)の正答率,アンケートのイの結果をみると,下位の生徒の定着が良い。


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