研究紀要第68号 「学校経営改善に関する研究 第2・3年次」 -049/075page
到達のめあてと評価の観点 (1年の例)
評価票 (1年の例)
三者評価の集計(例) (4) むすび
教育目標達成の評価にあたっては,以上の実践例のように「到達のめあて」をできるだけ具体的に設定し,教師,児童生徒,保護者の三者で行っていくことが望まれる。その過程で,三者の教育目標への意識の高まりも期待できるのである。
また評価改善にあたっては,教師が一方的に目標を具体化するだけでなく,児童生徒が自分なりに特に努カしたいことを自己目標として設定し,実施しながら自己評価も行うようにすれば,より効果的と思われる。さらに,情意面の評価基準の改善,評価結果のプロフィールの型に応じた対応策の設定がなされれば,より理想的な評価となろう。ともあれ,学校独自のアイデアを生かし,計画(P)―実施(D)―評価(S)の過程をふまえながら目標達成の実現と,次への改善を図るよう志向していかなければならないであろう。