研究紀要第68号 「学校経営改善に関する研究 第2・3年次」 -057/075page
6) 〔 英 語 科 〕 指導計画
(4) 教育目標を英語の授業に関連づけた実践例(第2学年3組)
具体化された実践事項 を単元の学習目標,教材内容,留意事項,学習活動に位置づけて教育目標を具現化する手だてを,英語科の授業実践を通して明確にしたいと考える。いわば実践事項と単元との一体化の実践例である。
1. 単元名 Lesson 2 Mike was in Japan Last Year.
2. 目標(略) 3. 目標構造図(略) 4. 指導計画(略)本時は5/7
5. 指導構想(略) 6. 学習目標(本時のめあて)
◎ 規則動詞を含む文(過去形)の疑問文とその応答文の用法が分かり,それを用いて身近なことが英語で表現できる。………………………… 1) 本文の内容について,英文を聞いて,内容に合っているかいないかを判断することができる。……………………… 2) Did〜?の文を聞いて意味が分かり,疑問文の作り方がいえる。…………………… 3) 絵を見て,Did〜?を用いて,疑問文と応答文がいえる。…………………………… 4) 過去形の平叙文を,Did〜?を用いて疑問文に直すことができる。……………………………… ■ 学習目標に教育目標を具体的に位置づけることは,実質的には,本時のめあてに具体化された実践事項 を位置づけることと同義となる。特に1)〜4)のように,下位目標(行動目標)に位置づけておくことが大切であると考える。 ここで,学習目標と教育目標との関連が一体化され,具現化への第1の手だてとなる。