研究紀要第68号 「学校経営改善に関する研究 第2・3年次」 -061/075page

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  4. 本時のねらい

 学級が望ましい集団生活をするためには,楽しく,しかも,協力し合う学級づくりが大切であり,そのためには,生徒一人一人が何事にも積極的に行動し,実践する態度を持つことが必要であることを,学級の問題点を話し合う中から理解させる。

  5. 指導過程

指導過程

 (5) むすび

 この事例は,教育目標を特別活動に具現化するために,年度の重点目標から特別活動の重点目標へ,さらに,学級指導の4つの内容へと具体化を図ったものであるが,特別活動の内容には各学校の教育目標にかかわる内容が直接的に含まれていると考えられるだけに,その具現化の過程で,その関連を特に大切にしなければならないと考えられる。特に1時間の指導過程への教育目標の位置づけが最も大切である。本例では,指導上の留意点の中に,指導内容と学習活動を受けた形で教育目標との関連を具体的に表現しており,指導の際特別活動の内容と教育目標とのかかわりが明確に分かり,指導の効果をあげることができると考えられる。この考え方を各学校の独自の指導過程にも活用することが望まれる。


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