研究紀要第68号 「学校経営改善に関する研究 第2・3年次」 -067/075page

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3)  学級指導年間計画への位置づけ(学年の指導内容一覧表)例 (2年)

「学級指導年間計画への位置づけ(学年の指導内容一覧表)例 (2年)」と「学級指導に実践事項を関連づけた実践例(2年)」

 (5) むすび

 教育目標を学校教育のすべてに浸透させるためには,教育活動の「かなめ」となる生徒指導計画の指導内容に教育目標が具体的に位置づけられなければならないと考える。

 生徒指導の計画には,全体計画のほかに,内容・領域ごとの部門別計画があろうが,先に掲げた例は教育目標の具現化を図る指導の過程として参考にすることができよう。

 要は,教育目標の具現化を目指し,教育課程の各教科,道徳,特別活動の計画の中に,教育目標を関連づけて計画することが大切なことであり,同時に教育課程外の部門別計画,例えば,生徒理解,教育相談,校内生活等の計画の中にも教育目標と直結する具体的な指導内容が一連の関連となって盛り込まれなければならないと思われる。

 そして,これらが学年・学級経営はもとより,学校教育のすべてにわたって実践されてこそ始めてその効果が期待されるものであると考えられる。


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