研究紀要第72号 「基礎・基本の定着と個性の伸長に関する研究 第1年次」 -055/126page

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3. 個別化・個性化を目指す学習形態

(1)学習者の進度の違いに応じて進める学習
〔設問 1〕 一人一人の子どもが,学習の目標を達成するために要する学習の時間には,かなりの違いがみられます。そこで,「個々の学習者の進度の違いに応じて学習の内容や方法を違えて進めていく」という方法が考えられます。この方法について,あなたはどのように思いますか。
【中学校・高等学校の先生方は,自分の担当教科の立場からお答えください。】

・ 結果と分析

  1. その必要性を感じますか。
      <図 3−1>進度の違いに応じて進めていくことの必要性
    <図 3−1>進度の違いに応じて進めていくことの必要性

    • 「強く感じる」「感じる」を合わせると小・中・高等学校とも,80%から90%であり,多くの教師が必要性を感じるとしている。
    • 「あまり感じない」については,高等学校と小・中学校の差が見られる。

  2. その方法は実際に導入できると思いますか。
      <図 3−2>導入の可能性
    <図 3−2>導入の可能性

    • 「できる」「条件が整えばできる」を合わせると,導入できると考えている教師が多い。
    • 小・中・高等学校とも,ほぼ同じような傾向が見られるが,「できない」は,高等学校が多い。

  3. その方法の導入が「できる」「条件が整えばできる」と答えた方は,以下に答えてください。
     ア. どのような範囲ならばできると思いますか。
      <図 3−3>導入可能な範囲
    <図 3−3>導入可能な範囲

    • 小・中・高等学校とも「単元(題材)内」ならばできるという教師が多い。


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