研究紀要第72号 「基礎・基本の定着と個性の伸長に関する研究 第1年次」 -063/126page
- 多目的スペースがないが,その必要性を感じますか。
<図 4−1>多目的スぺ−スの必要性
- 4分の1の回答者が,「わからない」と答えている状況は無視できないだろうが,「多目的スペース」の必要性を感じている回答者は,約半数に及んでいる。
・ 考 察
県内でも多目的スペースを設置する学校が年々増加しているが,今回の抽出校の中でそれを設置しているのは,小・中・高等学校とも1校ずつであった。そのため多目的スペースの利用状況の傾向を見るというより,それを持たない学校の回答者の意識をみることとなった。調査の結果からは回答者が授業において多目的スペースを利用したいとする意欲がうかがえる。しかし,設置校の利用状況をみると,「集会活動」が多く,今後は,日常の授業にどのように効果的に利用していけるのか,研究しなければならないものと思われる。(2)ティーム・ティーチング
〔設問 2〕 現在,「教師がティームを組み,協力して行う指導(ティーム・ティーチング)」の研究が進められていますが,このことについてお聞きします。
・ 結果と分析