研究紀要第72号 「基礎・基本の定着と個性の伸長に関する研究 第1年次」 -064/126page
- T−T を実施している回答者が少ないため,傾向は適切につかめない。人数でみてみると小学校では「体育」が突出し,中学校では比較的「体育」と「外国語」に集中し,高等学校では全教科にわたっている。
イ. どの学年を対象に実施していますか。(複数回答可)
<表 4−5> 対象学年
1 学 年 2 学 年 3 学 年 4 学 年 5 学 年 6 学 年 回答者数 小学校 13人 23 6 5 9 9 47人 中学校 7人 7 8 − − − 17人 高等学校 8人 6 6 − − − 16人
- 小学校では,主に低学年で,中・高等学校では,1学年から3学年まで同程度に行われている。
ウ. ティーム・ティーチングによる指導を実施しての効果と問題点について,お気づきの点がありましたら書いてください。
- 効果としてほ,「教材研究が深まる」,「個別指導の時間がとれる」,「能力に応じての指導ができる」,「指導者の個性が生かせる」があげられており,問題点としては,「打ち合わせの時間が不足する」,「指導内容,方法の共通理解を図ることが難しい」,「グループ分けが難しい」があげられていた。
- ティーム・ティーチングを実施していない方は,答えてください。
ア. その必要性を感じますか。
<図 4−3> ティーム・ティーチングの必要性
- 小・中・高等学校とも回答者の半数以上がその必要性を感じている。しかし,「あまり感じない」の回答者も約4分の1と意外に多い。
イ. ティーム・ティーチングを実際に導入できると思いますか。
<図 4−4> 導入の可能性
- ティーム・ティーチングを導入するためには,いろいろな条件が必要であると思われるが,否定