基本的対応 |
具 体 的 対 応 |
対 応 例 |
(1)
校内組織を整える |
1 校内の指導態勢を整える。
ア 親しい先生や養護教諭,教育相談に詳しい先生の助言や援助を求める。
また求められたら進んで協力する。
イ 学年の一員として指導援助できる態勢つくりを働きかける。 |
○ 「○○先生,私の学級のA子なんですが,最近,登校をしぶっているらしいので,不登校のはじまりではないかと思うんです。どんなことに注意すればよいでしょうか」
○ (養護教諭に)「先生,私の学級のB男ですが近ごろ,おなかが痛いといって保健室に行っているようなんですが悩みがあるかもしれませんので聞いてもらえないでしょうか」
○ (学年会の折りなどに)「私の学級のC男の場合のように,心配な生徒について,学年でお話していただいて,学年として指導していただけると助かるのですがどうでしょうか」 |
2 校内組織を整備するように働きかける。
ア 教育相談係を分掌組織として設けるように働きかける。
イ 教育相談係の活動を援助する。 |
○ 「いろいろな問題行動を持つ子供が多くなってきたようですが,学校で教育相談係などを設けてみてはどうでしょうか」
○ 「教育相談係などを中心に指導するようにしませんか」 |
(2)
校内組織を積極的に生かす |
1 情報の交換を積極的にする。
ア 授業,生活などから得た情報を提供し合う。
イ 保健室からの情報を提供する。
ウ 外部から得た情報を提供し合う。 |
○ 「先生の学級のA子さん,最近,一人でいる時が多いようだけどどうしたのかな」と職員室で担任にそれとなく話す。
○ 「気がかりな子供についてお話しませんか」と生徒指導関係の打合せ日を生かして情報交換をする。
○ 「私の学級のA子ですが,授業中,ぼんやりしてませんか」
○ (保健室で見られた子供の様子,健康状態,出欠状況について該当の担任に)「先生の学級のB男君,月曜日になるとおなかが痛いと言って来ますが,学級での様子はいかがですか」
○ 「このあいだ家庭訪問した時間いたのですが,先生の組のC男君が最近お友達と遊ばなくなったそうですが,何かあるんでしょうか」 |
2 組織における分担を明確にするように働きかける。 |
○ 分担をお願いする例
・ 教育相談係,学年主任 外部や地学年との連携,心理検査
・ 担任 指導援助
・ 養護教諭 保健室での指導援助,状況把握 |
3 組織の計画に従って指導援助をする。
ア 分担に沿って指導援助する。
イ 指導援助の経過を報告し,その都度協議して更に指導援助をする。 |
○ 担任として,組織の分担に従って.直接本人や家族にカウンセリング等により指導援助をする。
○ 「手分けしてど指導お願いしましたことについて.どんな状況でしたかお聞かせいただけませんか」
○ 「ご指導いただいたことについて協議いただきましたので,それに基づいて私は今後○○○の指導をしたいと思います」 |