研究紀要第78号 「学校の経営過程における現職研修のあり方に関する研究 第3年次」 -012/135page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

研究のすすめ方 研 究 の 具 体 策 と 配 慮 事 項
  (2)検証計画による授業観察・記録の収集を行う。
○ 授業観察・記録については,授業仮説の効果の測定に焦点をあてる。
 ・ 抽出児反応行動記録法のような場合でも,仮説としての教師の働きかけに対して,児童生徒の反応,つまずきと予想外の反応,変容動向等,視点を明確にして記録する。
 ・ 必要な場合,授業観察・記録の仕方についての事前研修をする。
〔事後研究〕
6.授業仮説の有効性を検討
(1)事後テスト等から,変容を調べる。
 ・ 事前テストの再テストから,伸び率,有効度指数,諸検定等から指導内容到達度を調べる。
 ・ 児童生徒のノート,作品分析,自己評価表,事後アンケート,感想等から変容を調べる。
  (2)授業観察記録の整理・診断とそのまとめをする。
 ・ 授業者は授業仮説にもとづいた自評をまとめて提出する。
 ・ 分担記録者各自は,授業仮説の有効性と改善点を明確にして事後研究会に提出する。
  (3)事後研究会により,変容動向,到達状況,授業仮説の有効性をまとめる。
 ○ 各分担記録者から出された「観察記録のまとめ」と授業者の自評をもとに全体研究協議会で検討し,整理してまとめをする。
 ○ 司会進行に当たっては研究成果の共有化を図るために,次のような点に留意する。
 ア、授業仮説の有効性に視点をあてて協議し,まとめる。
 イ、全員から数多くの意見を出させて協議を深め,まとめる。
 ウ、授業研究の成果を確認するとともに,その成果を個人として,学校として,「どう活用していくか」をまとめる。
  (4)次回の授業研究会の計画について話し合い共通理解を図る。
 ○ 年間推進計画にもとづき,授業テーマと1〜6の手順こより実施することを確認する。
 ○ 今回の授業研究の成果をどう取り入れるか,問題点をどう改善するか,その方向を協議する。
 ○ 次回までの日程を確認

                (その他は,校内研究ハンドブック参照)

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は福島県教育センターに帰属します。