研究紀要第78号 「学校の経営過程における現職研修のあり方に関する研究 第3年次」 -014/135page

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研究のすすめ方 研 究 の 具 体 策 と 配 慮 事 項
  2 研究課題を集約し,限定するための,内容・方法を評価する。
○ 評価は次のような観点でおこなう。(内容)
・ 上記問題点に緊急度をつけて分類してみたか。
・ 上記問題点に重要度をつけて分類してみたか。
・ 期待される効果を具体的に想定してみたか。
・ 実現の可能性を考えてみたか。
・ 研究課題が集約・限定できたか。
○ 達成不十分の場合,次のような点から再度吟味する。(方法)
・ アンケート集計表,チェックリスト集計表,KJ法などの方法で焦点化していく。
・ 緊急度,重要度をつける場合ウエイト付け(点数化)等をおこなう。
(2)研究主題設定に関する内容・方法を評価する。
1 研究課題に対しての実態調査から,主題設定の資料を得るための内容・方法を評価する。
○ 評価は次のような観点でおこなう。(内容)
・ 具体的で主題設定が明確になるよう実態調査を活用したか
・ 過去のデータで活用できるものを利用したか。
・ 理解しやすくするための図表化等の処理をしたか。
・ 主題設定の内容・方法を検討するための資料を準備したか
○ 達成不十分の場合,次のような点から再度吟味する。(方法)
・ アンケート,チェックリスト,各種教育検査,ソシオメトリーなどを用い,表,グラフ,特性要因図,度数分布図などに整理して検討する。

2 資料をもとに内容を検討し,主題を設定する。
○ 評価は次のような観点でおこなう。(内容)
・ 実態の分析結果が明らかにできたか。
・ 主題を絞ることができたか。
・ 文献や他校の研究等を参考にしながら研究の見通しができたか。
・ 学校の現状から,質的なレベル,期間,実現可能性などは適切か。
・ 適切な目的・内容・方法を吟味し主題が設定されたか。
○ 達成不十分の場合,次のような点から再度吟味する。(方法)
・ データを数値化,図表化したりS−P表※を利用して分析する。
・ ブレーンストーミング※,KJ法※を用い検討する。

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