研究紀要第78号 「学校の経営過程における現職研修のあり方に関する研究 第3年次」 -019/135page

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  ものとして設定しました。

イ、「研究のすすめ方」の欄には.各題名がめざしている「・・・どうしたらよいか」に対しての必要内容を順序よく配列し.説明しています。

< 例 > 3の場合
3 研究意欲を促す組織は、どのような手順・内容でつくればよいか。
研究のすすめ方 研 究 の 具 体 策 と 配 慮 事 項
1.研究組織の改善点を明確にする。
2.研究組織図をつくり共通理解を図る
3.教師一人ひとりの希望を集約する。
4.研究組織の原案をつくる。
5.研究組織の原案を提示する。
6.研究組織の原案を検討する。
   ↓ 
以下  略

(上記の表の) 研究のすすめ方
          ↓例えばこの場合

 各校では,校内研究推進にあたつて「研究組織づくり」をします。その場合,全校務分掌のひとつと考えたり,研究主題のかかわりなど考えないで各係を設置し,分担したりしていないでしょうか。先生方の意欲の喚起には組織づくりの段階においての各係の必要性の理解と,集団の成員の一員としての自覚に基づく協働体制づくりが大切な要件となります。そこでここでは,
 0 研究組織に対する前年度までの反省を明らかにする。
 0 研究主題到達に必要な各係名を考え,組織図をつくってみる。
 0 原案を全員に提示し,検討する。
 0 先生方の希望を集約する。
 0 希望・適性等を考慮し,係配当をする。
 0 各先生方の意見を聞き,調整する。
 0 全体研究協議会等で共通理解を図り,決定する。
 といった手順・内容が示されています。従って各校では,このまま使用していけます。しかし,各校の実態に応じて,この1〜7から,必要なものだけ取り出して活用することも可能です。大事なことは,研究推進に必要な各係は何なのか,自校の職員組織上からみて適切な組織か,自分の責任分担は何か,希望等全体とのかかわりで考慮されたか,等,その組織が必要不可欠なものであることの共通理解であろうと思います。

ウ、「研究の具体策と配慮事項」の欄には.「研究のすすめ方」に示された内容に対して.・どんな方法ですすめればよいか.・そのときの配慮点は何か.・具体的にはどうするか(具体例)等が説明されています。

< 例 > 8の場合
8 校内研究会におけるリーダーの援助指導は.どうあればよいか。

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