研究紀要第78号 「学校の経営過程における現職研修のあり方に関する研究 第3年次」 -029/135page
この「研究のすすめ方」の中に使われている用語等について,解説したので研究をすすめる上 で併せて活用願いたい。
○ 新学習指導要領のもと,新たな視点を持った教育が社会的にも要請され,教員の資質の向上が叫ばれている現在,校内研究は従来にも増してその重要さを認識する必要があろう。こうした認識のもと,校内研究充実を目指して互いに一層努力していく心を新たにしたいものである。
そうした意味でも本研究を通して「校内研究のすすめ方」の手順内容の重要さを再認識すると共に研究協力校の実践を通しても,その重要さを確認することができた。「校内研究の質的充実と活性化」は,教員としての資質の向上と職能の充実強化のためだけでなく多様化時代の児童生徒に対応する教育のためにも必要かつ重要な条件である,と考えて研究を進めてきた。
即ち,現職研修は,教育目標の達成を目ざし学校課題から研究主題が決定され研究実践を通した成果が児童生徒に還元されるものである。また,教師自身の日常教育活動の改善充実にも結びっくものである。
○ 本研究においては,学校課題を全教職員が協働で解決するため学校経営の一環として行う「校内研究」に焦点を当て,そのあり方を追究してきた。各学校の教育課題解決の過程において教職員全員が力を結集して協働で当たってこそ研究の成果が上がる。そのことによって学校全体の活性化が図られ,学校経営が充実されると考えるのである。
研究協力校
福島市立東湯野小学校
福島市立渡利小学校
川俣町立山木屋中学校
伊達町立伊達中学校
福島県立郡山女子高等学校
プロジェクト研究メンバー
三津間安宏 ・本田 孝
八巻 勝恵 ・林 功
小島 長三 ・近藤 博之
吉田 正夫 ・鹿島 清
星 憲隆 ・斎藤 洋一
菅野 由信
団野 勝一 ・印 前任者