基本的対応 |
具体的対応 |
対 応 例 |
1
)本人とのラポールを形成する
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1ふれ合いの機会を多く持つ。
ア.積極的に話しかける
イ.共にする活動を多くする。
・遊びや運動・手伝い
ウ.自分を語りかける。
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○ほんねで話せる場面を多くつくる。
・「おはよう,元気だね」「寒いね」「かぜをひかないようにね」 「昨日の00のテレビ,おもしろかったね」
・休み時間や放課後の時間を利用して,一緒に遊んだり運動したり,手伝ってもらいながら話す。
・ 自分の子供時代の思い出やエピソードを語る。
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2積極的に関心を示す。
ア.良い点を見つけてほめる。
イ.将来のことについて関心を示す。
ウ.学校生活のことについて関心を示す。
エ.家庭生活について関心を示す。
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○自然な形で声をかける。
・「センスがいい」「男らしい」「元気がいい」「優しい」「部活がんばってるね」
・「将来どんな職業に就きたいの?」「なるほど…しっかりした希望をもってるね」「君は,00に向いているかもしれないよ」
・「学校おもしろい?」「勉強わかる?」「友達となんかはどうなの?」r部活の先輩なんかはどう?」
・「兄弟は?」「お家は楽しい?」「君の家はどのへん?」「学校までは,どのようにして来るの?」
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3受容的・支持的に接する。
ア.子供の話し方に合わせてよく聴く。
イ.子供の話を批判や審判をしないで聴く。
ウ.子供の話の意図や気持ちを聴き取る。
エ.子供の話にうなずき顔を見つめ,体を乗り出して聴く。
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○子供の気持ちをそのまま受け入れる。
・訴えたい,話したいという気持ちをくみながら,途中で話しをさえぎったり口をはさんだりしないで,子供の言いたいことをよく聴く。
・「でも…」や「しかし…」を使わないで聴く。
・本当に言いたいのはどのような内容なのか,また,今どのような気持ちになっているのかを考えながら聴く。
・子供の話の節々に「う−ん,そう」とか「そうなの」といった言葉をはさみ,その都度顔をそっとやさしく見つめながら体全体でうなずき,しだいに体を子供のほうに乗り出して,ていねいに聴く。
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2)
家族とのラポールを形成する
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1家庭訪問や来校を願うことにより話し合いの機会を積極的につくる。
ア∴親としての立場や感情を十分に考慮して失礼のないようにする。
イ.学校での相談の場合は,環境づくりに配慮する。
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○親の都合を考え子供への配慮をしながら,あらかじめ.時間・場所・内容などの計画を立てて,了解を得る。(危機感を与えるような連絡はしない)
・「お忙しいところ申し訳ありませんが,お子さんの学校での生活などのお話のため,ちょっとお伺いしたいのですが,ご都合はいかがでしょうか」
・環境構成は,相談を成功させる大事な要素の一つであることを考慮して場所を設定する。落ち着いた部屋(職員室や校長室は避ける).話し声が外へ漏れないような配慮,花を飾るなど。
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2親としての立場を尊重した態度で対応する。
ア.親への敬意を表した
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○「一緒に考えていこう」という姿勢で「教えてやる」「指導する」「親の態度を注意してやる」といった言動は慎み.真摯な態度で相談にあたる。
・「お忙しかったでしょう。突然お伺い致しまして,本当に申し訳ございません
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