研究紀要第82号 「個を生かす学年・学級経営に関する研究 第1年次」 -004/123page
・基本の習得を重視する学年・学級経営に関すること
(3) 調査対象校
県内の小学校,中学校,高等学校について,各教育事務所および高等学校の20%を無作為に抽出して調査対象校とした。
(4) 調査対象者
調査対象者は教諭とし,各学校の実情を考慮して小・中規模校を4名,大規模校を8名とし,年代別人数を次のようにして抽出した。
<規模別,年代別人数>
年代 規模
20 30 40 50 合計 小・中規模校
1 1 1 1 4名 大 規模校
2 2 2 2 8名 学校規模の基準は次の通りである。
規模 小・中学校 高等学校 小 1〜11学級 生徒数300名以下 中 12〜18学級 生徒数301〜800名 大 19学級以上 生徒数801名以上 (5) 調査回収率(97.2%)
調査回収率の内訳は次の通りである。
学校別 依頼者数 回答者数 回収率 小学校 503名 495名 98.4% 中学校 218名 202名 92.7% 高等学校 123名 123名 100% (6) 調査回答者の年代別人数一覧
学校 規模 20代 30代 40代 50代 小計 合計 小学校 小 47 50 38 29 164 495名 中 33 36 32 35 136 大 50 49 50 46 195 中学校 小 21 22 16 16 75 202名 中 16 16 16 15 63 大 16 16 16 16 64 高等学校 小 4 4 4 3 15 123名 中 2 2 2 2 8 大 26 25 26 23 100 合計 215 220 200 185 820名
2.調査研究の結果とその考察
820名の教師の回答で得られたデータは,当センターのコンピュータに直接打ち込み,各設問ごとに先に述べた4つの視点から整理し,下記の観点からグラフ化して考察した。
・年代別傾向 ・男女別傾向
・規模別傾向 ・校種別傾向
・経験年数別傾向 ・学級担任および学年主任とそれ以外の教師の違い
・担当学年別傾向 ・指導担当時数および指導担当児童生徒数による違い
・全体傾向 ・ その他
なお,スペースに限りがあるので,特に顕著な結果をあげて考察する。