研究紀要第85号 「事例を通した教育相談の進め方に関する研究 第1年次」 -098/123page

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図3 【教師】 朝,登校した時や授業中,子どもの顔色や様子から健康状態を観察したり把握していますか。
図3 【教師】 朝,登校した時や授業中,子どもの顔色や様子から健康状態を観察したり把握していますか。

棒グラフ1 小学校教師棒グラフ2 中学校教師棒グラフ3 高校教師

図4 【教師】 昼食時に,子どもの食欲,食事の量,偏食の有無などを観察していますか。
図4 【教師】 昼食時に,子どもの食欲,食事の量,偏食の有無などを観察していますか。

棒グラフ1 小学校教師棒グラフ2 中学校教師棒グラフ3 高校教師

図5 【教師】 健康診断や面接などから,子どもの病気の既往症,体質,健康上の注意点などを把握していますか。
図5 【教師】 健康診断や面接などから,子どもの病気の既往症,体質,健康上の注意点などを把握していますか。

棒グラフ1 小学校教師棒グラフ2 中学校教師棒グラフ3 高校教師

 図3の健康状態の観察については,「いつもしている」「努めてしている」を合わせると,小・中学校では,90%以上を示しているが,高等学校では74%と,校種による特徴が伺われる。

 また,高等学校では「希にしている」が24%と高く,生徒の自己管理能力を期待していることが伺える。

 図4の昼食時の観察は,給食指導の時間が位置づけられいる小・中学校とそうでない高等学校では,大きな相違があって当然である。

 しかし,食欲や食事の態度の観察が,児童生徒の心身の健康状態や日常生活の把握につながることから,高校生に対しても十分に配慮する必要がある。

 図5の子ども一人ひとりの健康状態の把握は,健康診断票や健康カードなどから理解されるのが普通であるが,「希にしている」「していない」を合わせると約8%から約25%と低いことから健康状態の把握については,更に留意する必要があろう。

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