研究紀要第86号 「個を生かす学年・学級経営に関する研究 第2年次」 -004/109page

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視 点 1  

個の存在を認め,個の存在を大切にする内容・方法を明確にすること。

それには 1−2

 発達段階,学校規模等を考慮して,個の存在を大切にしようとする意識を高める。

そのために 1−2−1

 学年教師の空き時間を週計画の同一時間に位置づけ,「個の存在を大切にする」ための話し合いも年間を通して継続的に進める。

そこで 

留 意 点 

 

視 点 2 

個の特性をとらえ,生かす内容・方法を明確にすること。

それには 2−1 

 教職員間の共通理解を図ったうえで「個を生かす」ための内容・方法を学年・学級経営等に位置づける。

それには 2−1 

 教職員間の共通理解を図ったうえで「個を生かす」ための内容・方法を学年・学級経営等に位置づける。

そのために 2−1−1 

 教師と児童生徒・児童生徒相互の心の触れ合いを大切にし.望ましい人間関係を築く場を位置づける。

そこで

  1. 帰りの会において生活班・学習班・グループの中で一人一人のよかった行動や考えを発表させ,班日誌に記録させる。 
  2. 地道に努力している児童生徒を学級新聞等で紹介する。 
  3. 話し合う機会を多くするために,昼食の時間の活用を工夫する。教師が順に児童生徒と食事をともにするための会食風の場を設定する。 
  4. 朝の会や帰りの会に,自己紹介や二人組による友達紹介などの機会を設ける。 
  5. 給食後の休み時間等に,生徒とともに過ごし児童生徒のよさを見いだし,認め,賞賛するようにしたい。 
  6. 教師と児童生徒の交流の輪を広げるために,教師と児童生徒が共にゲームをしたり遊んだりする時間を日課表の中に位置づける。 
  7. 奉仕活動や部活動の場を巡回訪問し態度や意欲などの情意面でのよい点も認め,賞賛する。 
  8. レポート作りや児童生徒理解のために手紙による励ましや,電話による相談を計画的に実施する。

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