研究紀要第86号 「個を生かす学年・学級経営に関する研究 第2年次」 -026/109page

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あ と が き 

 本研究を進めるにあたっては,常に「今,なぜ個を生かすことが重視されているのか」,「今までの個別指導とはどこが違うのか」という疑問がつきまとっていた。 

 つまり,個を生かすことは,「心身ともに健康な国民の育成」という教育の原点にかかわる問題であり,教育にとって永遠の課題でもある。それだけに,解決が困難であり,決め手をみつけにくい問題でもある。 

 本研究は,全国教育研究所連盟主催の岩手県研 究大会において提起された「個を生かすための4 つの視点」について,県下小・中・高等学校にお ける教職員の実態調査を実施し,その結果にもと づき,「個を生かす学年・学級経営」にするため に活動事例の収集・開発を試みた。  

 それらを4つの視点ごとに分類・整理し,その 有効性を研究協力校の実践をとおして検証したの が本年度の研究である。  

 次年度は,研究協力校における実践をとおして本年度作成した指導の手だての有効性を見直し,その上に立って,研究主題にせまる新しい手だての工夫,開発を考えている。 

 研究協力校並びに研究協力員の方々に感謝の意を表するとともに,各位のご指導,ご助言を期待する次第です。 

参考文献 

〈学校経営部プロジェクト研究協力校〉 

  福島市立鎌田小学校 
  福島市立北信中学校 
  福島県立安積女子高等学校

〈学校経営部プロジェクト研究メンバー〉 

小川兼太郎
片平  義正
田崎  敬修
唐木  義則
鈴木 英孝
柳   哲雄
団野 勝

〈前任者〉

八巻 勝恵 
星   憲隆 
閲   博之 
菅野 由信

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