研究紀要第90号 「個を生かす学年・学級経営に関する研究 第3年次」 -023/117page
帰りの会・学活 放課後・係,部活動 学 年 会 等 ○一人一人の目標につい て,帰りの会等で自己評 価させる。併せて教師の評価も加える工夫をする。 ○目標達成までの過程を 重視し,賞賛,励ましを 繰り返し,よさに気付かせる。
○1分間スピーチ等で意見や感想を発表させる。
○係活動や部活動に取り組む姿 から,その子に合った助言,賞 賛・励ましの言葉かけをする。 ○目立たないが,係活動や部活 動にまじめに取り組んでいる子 に対しては,学級活動や朝・帰 りの会等で意図的に取り上げ, 賞賛する。
○生活態度や健康等を観察し, 教師間や保護者と絶えず情報交 換を密にしておく。 ○教科担任等と定期的に話し合 いの場を持ち,適切な助言や指 導ができるようにする。
○奉仕活動,係活動,部活動等 の顧問教師と定期的に話し合い の場を持ち,必要に応じて,励 ましや賞賛の言葉かけをする。 また,悩みや不安にこたえる 努力をする。
○教師間で,相互に授業参観を 行い,互いのよさを学び合う。 また,自分の授業の時とは違 った児童生徒の学習態度を観察する。
○開かれた学年・学級経営を目 指し,職員室等での日常会話の 中でも,他学級,他学年教師と の意見交換を気軽に行うように努める。
○「個の存在を認め,大切にす る」ための話し合いを年間通し て継続的に進める。
○個が生かされている事例,個 が生かされていない事例を挙げ, その背景について話し合う。
○おとなしく,控え目な子につ いても,より多面的にとらえる ために,生徒指導主事,養護教 諭,事務職員,用務員等のさま ざまな情報を正しく活用する。
○1日の生活の中で,自分や友人のよかった行動 を互いに認め合い,生活 に生かしていこうとする意を持たせる。 ○児童生徒の長所を生か した活動の場を工夫する。
○係活動や部活動における悩み や不安などについて相談にのり 適切な助言や励ましの言葉をかける。 ○企画・立案の段階から積極的 に参加させ,主体的に活動でき るようにする。
○1日の学校生活を振り返えらせる場と時間を設 け,自分や友人のよい行 いをノートに記録させた り,発表させたりする。 教師は,情意面を中心に 賞賛や励ましをする。 ○係活動や部活動等の中から情 意面を取り上げ,適切な賞賛や 励ましをする。 ○個を生かす係活動や班活動を 工夫する。
○その日に学んだことなどを日誌に書かせ,必要に応じて発表の場を設ける。
○「いいこと見つけたカ ード」等を活用して,自 分や友人のよさを知り, 互いに学び合う態度を育てる。 ○ 明日の学習や生活予定 等について,自分なりの 計画が立てられるようにする。
○係活動や部活動の様子を学年 新聞や学級新聞等で紹介し,保 護者からも励ましや賞賛が受け られるようにする。 ○地域の人材に目を向け,教育 活動に生かす努力をする。