平成5年度 研究紀要 Vol.23 -097/162page
5.教材作成
教材構造図から教材作成までの手順を以下のア〜工に示す。
ア 教材構造図の各事象、学習内容のカードに必要な画面作成計画を立案する。
イ 各カードに対応する図表、写真、音声、映像資料を収集する。
ウ 画面作成計画にそって、資料の割り付けを行う。
工 各カードに対応する画面をコンビュータに入カする。
次の写真は文字、映像、写真資料を統合したコンピュータ画面である。(写真一1)
このコンビュータ画面をリンクさせ、教材を作成する。
図一7は教材構造図の太線で示した部分と対応させた教材の一部である。
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生徒は、環境要因から学習を始め、オゾン層、酸性雨、地下資源やエネルギーなど、興味・関心に応じて総合的に思考することができるようにした。
また、画面の中のポタンをマウスを使って押すだけで、写真やVTR、図表など自由に検索し、学習を進めることができるようにした。
6.開発教材の評価
ア 学習後におけるアンケート結果から
○生徒全員が興味を持って取り組むことができた。その主な理由は以下の通りである。
・グラフや図表が分かりやすく、理解できた。
・写真がきれいでおもしろく学習できた。
・映像が分かりやすかった。
・難しい説明は何度も繰り返して学習することができたし、シミュレーションの説明も分かりやすかった。
・今までは集団で学習してきたのに対して、今