研究紀要第102号 「福島県の小学生の学習に対する意識と行動」 -032/170page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

学習一般

1 アンケート作成の趣旨

 学校や家庭での児童の学習についての全体的な意識と行動の実態を探るため,以下のようなプロットを立て,アンケートを作成した。

(1)好きな教科,嫌いな教科
 「好きな教科」「嫌いな教科」について傾向を探る。
(2)授業中の態度
 授業中の学習に取り組む態度と「質問」にかかわる意識と行動について探る。
(3)家庭学習の様子  宿題や宿題以外の家庭学習の取り組み状況について探る。
(4)勉強時間
 家庭学習と塾等の勉強時間について探る。
(5)習い事・塾
 学校外での児童の習い事,塾等に通っている実態について探る。
(6)家族とのかかわり
 学校での出来事や勉強のことについて家族と話している実態やそのときの児童の意議について探る。
(7)生活のリズム
 家庭での生活時間の実態について探る。

2 アンケートの結果と考察

(1)好きな教科,嫌いな教科
 1.調査結果
 次のグラフは,「好きな教科」「嫌いな教科」を調室した結果である。

* 調査は,「好きな教科」「嫌いな教科」それぞれ全て(複数)を選択させている。

グラフ1
グラフ1

グラフ2
グラフ2

2.考察
 「好きな教科」として,図工,体育,家庭を各学年の50%以上の児童が選択している。6年では,各教科において「好き」を選択している割合が4年より少ない。
 「嫌いな教科」として,国語,杜会,算数,音楽を30%以上の児童が選択している。国語,社会,音楽では,学年が進むにつれて,「嫌い」とする児童が減っているが,算数等では,学年が進むにつれて嫌いとする児童が増えている。図工,体育,家庭を「嫌


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は福島県教育センターに帰属します。