研究紀要第102号 「福島県の小学生の学習に対する意識と行動」 -036/170page
(5) 習い事・塾
* 本調査では、学校で行われる合唱・合奏やスポーツ少年団についても習い事の中に含め調査した。
1.調査結果
2.考察
「習い事」をしていない児童は、学年によって14〜21%程度であり、80%程度の児童は学校が終わってから習い事をしていることが分かる。そろばん、習字等では、6年になるとやや減っているが、スポーツ少年団に所属する児童は学年が進むにつれ増加しており、6年での所属は40%を超えている。
学習塾等に通う児童は学年によって24%〜31%程度の間にあり、平均すると26.8%になる。平成5年度の文部省調査 注1 では全国の小学生の通塾率(1〜6年)は23.6%であり、本調査(4〜6年)の方が高い結果である。6年が31.4%と最も多く通っており、英語については6年生の4人に1人が塾へ通っていることになる。
注1 「学習塾等に関する実態調査」文部省(平成5年)
(6) 家族とのかかわり
1.調査結果
次のグラフは、学習について家族とのかかわりを示したものである。