研究紀要第102号 「福島県の小学生の学習に対する意識と行動」 -037/170page

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グラフ23
グラフ23

 2. 考察
 「学校のことを家の人と話しますか」(グラフ19)の問いでは,各学年で40%以上の児童が「よくある」と答えている。「ときどきある」と合わせると,各学年とも80%以上になっている。
 「家の人に勉強を教えてほしいと思いますか一(グラフ20)では,4年で「よくある」が30%を超えているが,「ときどきある」と合わせると,各学年80%を超える程度で,ほぽ同様の実態と考えられる。
 「家の人が勉強のことで話をしますか」(グラフ21)では,「よくある」については,各学年で25%を超え,「ときどきある」と合わせると75%程度となる。
昨年度実施の「中学生に対する調査」では,親の学習への関心は70%程度であった。
 「家の人の励ましがあったとき勉強しようと思いますか」(グラフ22)では,5年で31.O%が「強く思う」と答えている。「少し思う」と合わせると,3つの学年とも80%を超えている。「家の人の励まし」を素直に受け止め,頑張ろうとする姿が感じられる。
 「夢や希望を家の人と話しますか一(グラフ23)の問いでは,平均すると,25%が「よくある」と答えている。「ときどきある」と合わせて,56〜62%程度である。
○ 成績別に見た特徴ある項目「学校のことを家の人に話しますか」他3つの項目'について成績別に示したグラフをもとに特徴を述べる。

グラフ24
グラフ24

 「話すことがよくある」と答えている児童は,上位児で56.8%であるが,中位児では42.0%,下位児では30.O%まで下がっている。下位児では32.O%が「あまりない」「ない」と答えている。

グラフ25
グラフ25

 上位児,中位児では「よくある」が25%以上であるが,下位児では14.O%と下がる。しかし,下位児では,「ときどきある」が62.0%と多く,「よくある」「ときどきある」を合わせると,上・中位児よりやや少ない程度と捉えられる。成績にあまり関係なく家の人に勉強を教えてほしいと思っている児童の姿が感じられる。

グラフ26
グラフ26

 「家の人が勉強のことで話をしますか」について成績別に見ると,「よくある」の割合についてはあまり差がないが,「あまリない」「ない」の割合は,上位


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