研究紀要第102号 「福島県の小学生の学習に対する意識と行動」 -040/170page
(2) 国語の学習に対する好き嫌いと、そうなった時期と理由
《国語の学習に対する好き・嫌い》
1.調査結果
2.考察 「好きです」「どちらかといえば好きです」を合わせた肯定的な回答を見ると、66.2%である。
「中学生に対する調査」での同項目の結果は、51.5%であった。中学生の肯定的な割合と比べると高いことが分かる。
〇 学年別に見た特徴ある項目
次Iのグラフは、国語に対する好き嫌いについて、学年別に見たものである。
肯定的な回答は、学年が進むにつれて少なくなっている。「中学生に対する調査」でも、肯定的な回答は中1が55.8%、中2が50.0%、中3が48.4%である。学年を追うごとに少なくなっていることが分かる。
〇 成績別に見た特徴ある項目 国語に対する好き嫌いについて、成績別に見たものである。
肯定的な回答を見ると、上位児は76.2%、中位児は65.7%であるが、下位児においては38.0%とかなり低くなっている。
《国語の学習が好き(嫌い)になった理由》
1.調査結果