研究紀要第102号 「福島県の小学生の学習に対する意識と行動」 -049/170page
2.考察
算数の学習が好きな児童は、「好き」「どちらかといえば好き」を合わせると、全体の61.1%である。 「算数が好きになった時期」が、「1年」と答えた児童が最も多く、約30%である。「算数が嫌いになった時期」では、「3年」と答えた児童が最も多く約30%である。この結果は、今回の国語での調査と同じような傾向を示している。
また、小学校3年で算数嫌いになる児童が最も多いことは、「中学生に対する調査」の結果と一致する。 その原因や背景についても、今後明らかにしていかなければならないであろう。
(3) 算数のわかりにくい単元(学年別)
1.調査結果
次のグラフは、調査学年の1学期における学習単元と前学年の全単元の中から、わかりにくかった単元名を調査したものである。