研究紀要第103号 「児童生徒の学校適応への指導援助の在り方に関する研究」 -073/170page
た。
3.C男(中学校1年生)
また、自由記述の欄では、友達から認められた記述が多く、回を追うごとに次への意欲づけとなっていったことがうかがえた。
振り返り用紙の自己評価の結果を見ると、「今日の演習は、楽しかったか」と「自分の考えを表現できたか」の質問項目において、回を重ねるごとに評価が高くなっている。
また、「特に印象に残った友達の名前」を書く欄には、はじめの頃は一緒に演習した者や席が近くの者が記入されていた。しかし、(資料14)に見られるように、演習を重ねるごとに発言内容や演習中の行為などを考えて記入するようになり、日頃あまり会話のない生徒の名前を挙げるなど、級友への視野が広がってきた。さらに、演習そのものに対しても、最初は指示されたとおりに動くといった受け身的な態度から、全体の場でも自分の意見を述べるなど積極性が見られるようになった。
4.D男(高等学校2年生)
各回の自己評価では、あまり変化が見られなかったが、自由記述では下記のように、級友に同調しているだけでなく、生き生きとした前向きの姿勢を読み取ることができた。
(第3回)「私はワタシよ」
〇 ちょっと嘘を書いて恥をかいた。だけど楽しかった。全員でやってほしかった。また、このような授業をやってほしい。
(第5回)「アサーション入門」
* 前出の(資料10)参照