研究紀要第104号 「児童生徒の学校適応への指導援助の在り方に関する研究 第1年次」 -078/170page
3 研究の推進
(1) 3年間の推進計画
各年度別の研究推進計画は次の通りである。
1.第1年次(平成5年度)
児童生徒一人一人の不登校の要因・背景、性格特性を把握し、日常生活や集団への参加意欲を高める個別による指導援助の在り方を中心に探る。
2.第2年次(平成6年度)
集団生活への不適応感を軽減し、集団活動への参加意欲の向上、協調性や社会性を高める集団活動を通した指導援助で集団活動への参加意欲の高まった児童生徒の再登校を円滑に進めるため、家庭及び学校との連携の在り方を中心に探る。
(2) 各年度別の研究経過
各年度別の研究経過は、次の通りである。
1.第1年次(平成5年度)
月 研究実践 研究協議 [ 個別による指導援助] 集団活動を通した指導援助 連携
集団化に向けて
・開始の集い(5名参加)保護者会 推進委員会
・研究の基本理想の立案
・適応指導教室実施要項起案
・実践活動内容の検討集団内での安定
・見学学習(美術館・図書館)集団内での安定
・映画鑑賞集団化に向けて
・終了の集い保護者会 推進委員会
・通級状況の報告
集団化に向けて
・開始の集い(通年)保護者会 推進委員会
・ケース会議
集団化に向けて
・クリスマス会推進委員会
・通級状況の報告
集団化に向けて
・終了の集い保護者会 推進委員会
・実践報告書の検討
2.第2年次(平成6年度・第1期)
月 研究実践 研究協議 個別による指導援助 [ 集団活動を通した指導援助] 連携 [ 集団化に向けて
・開始の集い(第1期)
(5名参加)]保護者会 推進委員会
・実践活動内容の検討[ 対人関係の醸成等
・郡山少年自然の家で宿泊体験学習を実施]推進委員会
・宿泊体験学習の活動内容の検討[ 集団化に向けて
・七夕会][ 集団内での安定
・野外活動(芋煮会)を実施]放送委員会
・通級状況の報告[ 集団化に向けて
・終了の集い]保護者会
学校訪問