平成7年度 研究紀要 Vol.25 個人研究1 -099/170page
A 気づいた「ことば」
B その「ことば」からいえること,
感じられること,考えられること,
想像できること
C <なぜ,そういえるのか〉
「ことば」をもとにした説明
2.手引きの提示
研究仮説にあげた三つの要素を意識して読み取ったり発言したりできるように,「読み取るときの考え方」と「発言の仕方」についての手引きを次のように作成する。これを単元導入時に示して,理解させ,読み取りをするときや話し合いで発言をするときに手元に置いて活用させる。(資料1)
3.ワークシートの使用(資料1)
研究仮説の三つの要素をおさえながら,実際に教材を読み取ることができるように,次ようなワークシートを作成する。このワークシートは,一人調べで読み取りをする際に使用する。また,話し合いで発言する際には,このワークシートに書き込んだことをもとにして発言させる。(資料3,P100参照)
4.ワークシートに書き込んだ例の提示
「読み取るときの考え方」にしたがってどのようにワークシートに書き込んでいくかを理解させるために,ある教材を読み取ってワークシートに書き込んだ例を作成し,提示する。教材は,生徒が理解しやすいように,以前学習した教材を使用する。これらは,単元導入時に,手引きとともに示す。また,「読み取るときの考え方」や「発言の仕方」の練習として,ワークシートにあげられている例の他に,教材から読みとれることを発言させ,この学習の仕方に慣れさせる。(資料2)
なお,検証授業で使用する教材「木琴」は,詩であるため,例としてあげる教材も,詩とする。(「馬でかければ一阿蘇草千里一」みずかみ かずよ,光村図書5年)
2 学習指導案
(1) 単元の目標
○ 文章の表現に即して,情景や心情をとらえることができる。
○ 人物や作者のものの見方,考え方を理解し,自分のものの見方,考え方と比較して考えることができる。
○ 文章の表現に即して,情景や心情をとらえ,作者のものの見方・考え方を理解しようとする。
(2) 指導計画(総時数4時間)
1.「木琴」を読んで感想を持ち,学習の仕方を学ぶ。(1)
2.「木琴」を自力で読み取り,ワークシートにまとめる。(1)
3. 課題にそって,「木琴」の大体の内容を読み取っていく。(1)