平成7年度 研究紀要 Vol.25 個人研究1 -100/170page

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 4.課題にそって,「木琴」を想像豊かに読み取っていく。(1)(本時)
(3) 指導過程
段階 学習活動・内容 時間 ○指導上の留意点
●評価
導入 1 前時の学習を確認する。
2 本時の課題を把握する。
[私は妹をどう思っているだろう。]
5
●本時の課題をつかんだか。
(ノート)
展開 3 音読をする。
4 一人調べをする。


5 話し合う。
 ・よ,ね,だよ
 ・戦争がお前と木琴を焼いてしまった
 ・まもなく
 ・私のほかに誰も知らない
 ・今夜は雨が降っていてお前の木琴がきけない
10


25
○ ABCをおさえてワークシートにまとめる。
○ ABCをおさえて話すように助言する。
○ 板書は,ABCごとに,色別にして要点を書く。
○ ABCの何で話をしているか明確にする。
終末 6 話し合ったことをまとめる。



7 学習をふりかえる。
10
○ ワークシートに自分の足りなかったことを付け足させる。
● 話し合ってわかったことをまとめたか。(ノート)

 3 検証授業1の概要


 第1時は,「木琴」を読んだ感想を話し合い,今回の学習の仕方を手引き等で理解する学習を進めた。ワークシートの書き込みの例で扱った教材は,小学校で学習した詩であったため,生徒を引きつけた。
 第2時は,学習の仕方にしたがって,「木琴」から読み取ったことをワークシートに書き込んだ。Cの「手がかりとなることばのとらえ方」の部分は,書き込むのが難しいようであった。
 第3時は,「妹はどんな子だろう」を課題とし,一人調べでワークシートを確認させ,新たに付け加えることを書き込ませた。それを基に話し合いをした。
 話し合いの後には,自分のワークシートの空欄の部分や気づいていなかったことばなどを記入できる時間をとった。
 第4時は,「『私』は妹をどう思っているだろう」という課題とし,第3時と同様に進めた。ただ,Cの部分に書き込むのは難しいようであったので,班ごとCの部分を互いに話し含わせ,Cの部分を見出させるようにした。

 4 検証授業1の考察


(1) 三つの要素をおさえながら読み取ることについて

(資料3)
(資料3)

 ワークシートの書き込み(資料3)を見ると,特に「手がかりとなることばのとらえ方」が難しいようであった。また慣れていなかった面もあると思われるが,この部分は今後再検討し,手だてを考慮していかなかればならない。

(2) 三つの要素を持った発言による話し合いについて
 第4時の話し合いの一部を,次にあげる。
P1「よ」というので,どうしようもなく好き…


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