3.教科書等の図解は平面であり,また,生徒は時間的・空間的に考察する思考力が十分でないため,教師の詳しい説明でもなかなか理解できないことが多い。具体的なものがないと考察は難しい。
4.研究単元に関する安価で,個別学習や主体的な探究学習をさせる教材教具は少ない。
(三球儀は主に教師の説明に用いている。高価)
学習活動と内容 |
時間 |
指導上の留意点●評価 |
1 惑星について
○ 地球の回りの惑星
○ 惑星の定義
○ 衛星・小惑星 |
5 |
○ 生徒の既学習事項を想起させながら話し合う。
○ 今後学習する内容もあるのであまり深入りしない。 |
2 金星の見え方
○ 教科書の観察資料
○ 金星の見え方の問題点
・満ち欠け・形の大小
・見える時間と方向 |
5 |
○ 金星の観察資料を見せてもあまり関心を示さないが教師の詳しい解説はしない。
○ 「なぜ」と間題点を引き出し,学習課題を把握させる。 |
3 金星モデルで探究
○ 班ごとにモデルを見て事象を確認
○ その理由を各自が考察して記入 |
20 |
○ 金星モデルの使い方を演示に演示し,あとは自由に探究させる。
○ ワークシートにしたがって各自に考察させる。 |
4 モデルを使った金星の見え方の発表・討議
○ 満ち欠け・形
○ 見える時間と方向
○ 金星の見える公転位置と地球の位置 |
13 |
○ 初めは各班で・後にクラスで討議する。
○ 発表にモデルをフルに活用し、具体的に説明させる。
○ 時間的・空閲的な考察がなされていたか。 |
5 太陽・金星・地球の公転と位置関係 |
5 |
● 空間概念を得られたか。 |
6 まとめとワークシートの整理 |
2 |
○ モデルを活用して教師がまとめ,要点を記入させる。 |