平成7年度 研究紀要 Vol.25 個人研究2 -111/170page

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(4)指導上の留意点
 1.モデル実験器のつくりは非常に簡単であり,身近な素材で容易に,かつ,安価に作れる。放課後など生徒とともに製作すると生徒の興味・関心や意欲を更に高めることができる。
 2.学習の個性化・個別化を図るためのモデル実験器であるので,多く準備し,生徒一人一人に十分活用させて自主的・主体的に探究させる。
 3.紙円筒から見える金星モデルの変化はおもしろいが,見るだけで終わってしまわないように特に留意する必要がある。太陽・地球・金星の位置関係と金星の形・大きさ,その理由などを絶えず考えさせ,ワークシートに記入させるとよい。
 4.金星モデルとした発泡スチロール球を金星のモデルとして見ることのできない生徒に対しては具体的に説明し,抽象的なものの見方・考え方を指導する必要がある。

図表―5 金星モデルのつくり方
図表―5 金星モデルのつくり方


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