平成7年度 研究紀要 Vol.25 個人研究4 -134/170page

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[資料―9]<自分が伝えたいことを友だちや先生にわかってもらえたと思いますか>
[資料―9]<自分が伝えたいことを友だちや先生にわかってもらえたと思いますか>

[資料―10]<友だちのよいところやすごいところをみつけましたか>
[資料―10]<友だちのよいところやすごいところをみつけましたか>

[資料―11]<前より学級の友だちのことがわかるようになりましたか>
[資料―11]<前より学級の友だちのことがわかるようになりましたか>

(2) 考察
 1.自己表現活動の機会や場を生活科の学習の中に位置付けたことについて
 [資料一8]から自分の思いや考えを伝えることができたと思っている子どもが,「少しできた」も含めるとほぽ全員である。また,[資料一9]からその思いや考えが分かってもらえて満足していること,[資料一10][資料一11]から,ほとんどの子どもが友だちのよさを見つけ,前よりも友だちを理解できるようになっていることが分かる。
 バス作りの活動の中に,4つの表現活動をひとまとまりの連続した表現活動として設定し,各段階に応じた指導援助を行ったことにより,子どもは思う存分自分の思いや考えを表現し,友だちと楽しく活動でき,本時のねらいを達成することができた。
 2.生徒指導・教育相談の機能を生かした指導援助について
[資料一7]から,ほとんどの子どもが友だちと仲良くバス作りができたと思っていることが分かる。教師が受容・共感的な基本姿勢で,認める,見守る称賛する,共感する,助ける,促すの具体的な指導援助を進めた結果,子どもは安心して自己表現し,その表現活動を通して,友だちとのかかわりを深めることができた。また,事前調査や個人カルテなどから,子ども一人一人の実態を把握し,それぞれの特性に応じた遭切な指導援助を行ったことが,その子らしいよさを引き出し,それを友だちが認め合い励まし含うなど人間関係を深める結果となった。

IV 研究の成果と課題

 自己表現活動の機会や場を生活科の授業に設定し,生徒指導・教育相談の機能を生かした授業を計画的に継続した結果,子どもに次のような変容が見られた。

 1 子ども全体の変容
(1)自己評価活動に対する意識の変容

[資料―12]<友だちとなかよく勉強できましたか>
[資料―12]<友だちとなかよく勉強できましたか>

[資料―13]<自分が思ったこと、考えたこと、したいことを友だちや先生に伝えることができましたか>
[資料―13]<自分が思ったこと、考えたこと、したいことを友だちや先生に伝えることができましたか>


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